鶴岡市西目で12月31日に発生した土砂崩れで、行方不明になっている高齢夫婦の捜索は約190人態勢で、夜通し続けられたが、1日午前11時現在、発見に至っていない。一報の110番通報から34時間が経過。現場周辺は冷え込み、時折強い雨が降っている。二次災害の危険も考慮し、慎重な捜索活動が行われている。
捜索は家族の情報などから、夫婦の住宅があったとみられる場所を中心に進められている。31日夜から1日未明にかけては、投光器を使って活動が続いた。トタンなどの大きながれきは取り除かれたものの、依然として多くの土砂が堆積。山側の空き家も倒壊しており、夫婦の家以外のがれきも多く押し寄せているとみられ、除去しきれていない。日本レスキュー協会の災害救助犬も導入された。現場では時折、冷たい雨が降り、厳しい状況での活動となっている。
同市によると、夫婦の住宅は2階建て。主に1階で生活していたとされるが、1階部分は土砂で埋まっている状態だという。重機と人海戦術を組み合わせ、捜索、救助活動が続けられている。
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