鶴岡市西目で12月31日未明に発生した土砂崩れで、行方不明になっている高齢夫婦の捜索が行われているが、発生の一報から約40時間がたった1日午後5時現在、発見に至っていない。現場では夫婦の氏名が書かれた手紙や伝票などが見つかっており、市などは同日夜も投光器を増設し、捜索活動を継続することを明らかにした。
現場からは、手紙や伝票の他、夫婦のものとみられる所持品としてレターケースも見つかっている。捜索に当たる消防や県警、自衛隊などは約190人態勢で活動している。夫婦の自宅があったとみられる場所では、がれきの撤去がほぼ終了し、同日夜からはスコップを使った手堀りでの捜索を主体に切り替えるとしている。
現場では新たな土砂崩れの危険性はないと国土交通省の緊急災害対策派遣隊(TEC-FORCE=テックフォース)が判断しているが、土砂の上に大量のがれきがあり、雨で捜索活動中に流出するなどの危険性もあり、安全を確認しながら作業を進めている。
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