鶴岡市西目で12月31日未明に発生した土砂崩れで、警察への一報から3日目を迎えた2日朝、現場から2遺体が見つかった。崩れた裏山近くにあった、2階建ての住宅に住んでいた高齢夫婦の行方が分からなくなっており、県警が身元の確認を急いでいる。
現場では雪が吹き付ける中、消防、県警、陸上自衛隊などによる約200人の態勢で、夜通しの捜索が続けられていた。慌ただしさが一気に増したのは通報から約54時間が経過した2日早朝で、午前6時57分に1人目、同7時43分に2人目が発見された。同8時すぎからは搬送作業などが進められている。
午前9時ごろ、皆川治鶴岡市長が現場で報道陣に対応し、「生きて発見されることを目指してきたが、非常に無念だ」などと話した。
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