鶴岡市西目で昨年の大みそかに発生した土砂崩れ現場で7日、立ち木の伐採作業が行われた。二次災害の防止に向け、現場の斜面をブルーシートで覆うための前処理で、降雪や雨水が地中に入り込むのを防ぐ。
県庄内総合支庁河川砂防課によると、崩落箇所を含む山の地肌が見えている範囲をシートで覆う。規模は高さ約30メートル、幅約100メートル。
この日は作業員がチェーンソーで崖上部の木々を伐採し、敷設範囲から運び出していた。同課は週明けにもシートを張る作業に入りたい考え。
土砂崩れは先月31日未明に発生。幅100メートル、高さ20~30メートルの規模で崩落し、建物17棟が巻き込まれ、2人が犠牲になった。現場を巡っては、専門家による緊急調査で山頂付近の表層部分に亀裂が見つかるなど、二次災害が起こる可能性が指摘されていた。
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