鶴岡市西目で2人が犠牲となった土砂崩れで、市は19日、西目地区の土砂災害警戒区域15カ所を緊急調査した。早急な対応が必要な危険箇所はなかったが、一部で土が風化し、水がしみ出るなど、継続的な監視が必要な所があった。
市防災安全課のほか、土木技師が所属する土木課や農村漁村振興課の職員、地元自治会長ら16人が参加した。午前9時半に調査を始め、斜面の状態や土砂流出の有無を目視で確認したほか、土を触って硬さなどを確かめた。
同様の調査は県庄内総合支庁や鶴岡署も加わって3月にも行い、約2カ月間の変化などを見る。宮崎哲市危機管理監は「調査結果は県や地元住民とも情報共有しながら、ハザードマップの更新などにも生かしていきたい」と語った。同行した竹野浦自治会長で西目大荒協議会の佐藤茂会長は「住民が不安に思っている中、早い段階で見てもらえたので良かった」と話していた。
|
|