電子処方箋の利用、120件に 酒田・日本海総合病院、導入1カ月

2023/1/21 07:50
日本海総合病院(資料写真)

 酒田市の日本海総合病院(島貫隆夫院長)で先月から本格運用が始まった「電子処方箋」のモデル事業で、20日までの利用実績が約120件に上った。同病院では導入時、内科と外科のみでの運用だったが、18日からは歯科を除く各診療科でも実施している。

 同病院によると、利用実績は導入後1カ月間の件数で、当初は1日数件の利用だったが医科の各診療科での導入後は10~20件程度に増えているという。厚生労働省のモデル事業で、酒田地域を含む全国4地域で実施されている。酒田地区は同病院を含む4病院・クリニックと17薬局が参加している。

 電子処方箋は、サーバーで情報を集約・管理し、医師がオンライン上で処方箋を作成する。効果が同じ薬など要注意事項を自動的に抽出し、「重複投薬」や、飲み合わせの悪い薬を処方する「併用禁忌」を防ぐことにつながる。

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