2世帯の避難指示解除 鶴岡・土砂崩れ、4世帯は継続

2023/1/28 07:59
ここ数日に降った雪で覆われた土砂崩れ現場=27日午後2時19分、鶴岡市西目

 鶴岡市西目で2人が犠牲となった土砂崩れに関し、鶴岡市は27日、市民6世帯17人に出している避難指示のうち、2世帯4人に対しては解除した。残りの4世帯13人については、そばの斜面で地滑りが発生する可能性があるとして避難指示を継続する。

 同日に市役所で開いた市災害対策本部会議で決めた。避難指示を解除した1世帯3人については、住宅の裏山が土砂崩れの発生した斜面と連続しておらず、二次災害の恐れは低いなどと判断した。ただ、安全性向上のために実施するとしていた斜面の水抜き工事は予定通り行い、2月7日ごろの完了を目指す。

 住宅が全壊した1世帯1人は27日に市営住宅に入居し、西目地区に戻る意思がないことを確認したことなどから解除した。残り4世帯のうち3世帯は市営住宅、もう1世帯は民間の賃貸住宅に転居する予定。

 会議では、今月19日に市が西目地区の土砂災害警戒区域15カ所で行った緊急調査の結果も報告された。斜面の表面が小規模にはがれている所と、斜面上部がせり出している所が5カ所ずつあり、湧水は2カ所で確認した。3月の二次調査と併せて今後の対策につなげていく。

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