県の2023年度予算編成作業が大詰めを迎え、吉村美栄子知事による査定が27日、始まった。各部局の復活要求を含む計77件で吉村知事の政策的判断を仰ぐ。知事査定は2月上旬まで続き、同14日に当初予算案として県議会に内示する予定。
知事査定は新規・拡充事業を中心に、複数部局が連携する場合に所要額を要求できる「施策展開特別枠」関連や復活要求の事業を精査する。主な項目は▽やまがた魅力体感関係人口創出事業▽女性・若者県内定着促進事業▽ものづくり企業DX(デジタルトランスフォーメーション)導入総合推進事業▽観光DX推進事業▽サクランボを核とした県産フルーツ情報発信事業―など。初日は産業労働、観光文化スポーツ、みらい企画創造、しあわせ子育て応援の4部局が協議した。
県は昨年12月に各部局の予算要求概要(一般会計)を公表した。要求額は6875億円で、22年度当初予算を0.4%(27億円)上回った。
|
|