河北町の和田酒造で、町内外の女性が日本酒造りのプロジェクトを行っている。27日は同所で仕込み作業を体験した。
同社の蔵開きに参加していたおよそ30人がメンバーになっている。新型コロナウイルス禍で蔵開きができない中、日本酒愛好家の女性が集まって楽しめる機会をつくろうと企画した。酒米は雑味がなくすっきりとした味わいを生む「出羽の里」を計400キロ使用し、三段仕込みと呼ばれる手法で発酵させる。この日は蒸した酒米を麹(こうじ)と水が入ったタンクに入れ、丁寧に櫂(かい)でかき混ぜた。
今回使用した酒米を提供した牧野留美子さん(51)=同町溝延=は「酒造りの工程に関わることができてうれしい。完成までわくわくしている」と話していた。完成品は国際女性デーの3月8日にお披露目会を行う予定だという。
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