出羽三山参詣者が行き交ったかつての宿場町を雪像で再現する「雪旅籠(はたご)の灯(あか)り」が4日夜に西川町の月山志津温泉で始まるのに合わせ、地元住民や地域おこし協力隊らが、吹雪に負けず雪像造りに精を出している。
全国屈指の豪雪地である志津地区の2日の積雪量は4メートル86センチで、昨年同日を64センチ上回った。この日は地元有志のほか地域おこし協力隊、県外から訪れている同協力隊インターン隊員ら計15人が作業に当たった。参加者は高さ約5メートルの雪塊にチェーンソーで切れ目を入れた後、力を込めてスコップで削り、宿場町の長屋などを形作った。同協力隊インターン隊員の西脇礼奈さん(21)=茨城県つくば市出身=は「背丈を超える積雪に驚いた。段々作業に慣れてきて楽しい」と話していた。
イベントは同温泉旅館組合などでつくる実行委員会が主催し、18回目。期間は4~26日まで。金~日曜と祝日は日帰りでの鑑賞が可能で、月~木曜は宿泊者限定となる。
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