先月31日から運休が続くフラワー長井線で3日、故障した信号装置の復旧作業が行われ、この日も上下線で終日運休した。4日は安全確認のための試運転後、上り列車が午後1時24分荒砥発、下り列車は同5分赤湯発から、運行再開を予定している。
山形鉄道によると、故障は、長井市のあやめ公園―羽前成田間で、線路上に列車がいることなどを感知する装置のケーブルの断線が原因だった。この日は同社の作業員ら11人が、線路沿いに埋設された長さ約730メートルを掘り起こし、新しいケーブルに取り換えた。
ケーブルは耐用年数が40年ほどという。同線の運営がJR東日本から山形鉄道に移った1988(昭和63)年以前から使用していたとみられ、経年劣化が原因で断線した可能性があるという。
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