バスケットボール男子・Bリーグ2部は第26節第2日の18日、天童市の県総合運動公園アリーナなどで7試合を行い、東地区のパスラボ山形ワイヴァンズは越谷(同地区)に91―101で敗れた。2連敗で通算成績は19勝29敗。順位は6位のまま。
山形は山田友哉、ジェームズ・ベル、村上駿斗(山形南高出)、トーマス・ウェルシュ、斎藤瑠偉(羽黒高出)が先発した。序盤は相手の素早い攻撃に対応できず、一気にリードを広げられたが、田原隆徳や斎藤の3点シュートなどで盛り返し、42―50で折り返した。後半はけがから復帰したハビエル・カーターの活躍で一時は同点に追い付いた。終盤は競り合う展開の中で速攻を決められ、ファウルもかさんで引き離された。
ベルと田原が19得点、カーターが13得点、ウェルシュが11得点だった。越谷は菊地祥平(日大山形高出)が先発出場し10得点だった。19日は同会場で越谷と再戦する。
【評】山形が越谷に力負けした。トータルリバウンドは山形の21本に対して越谷は44本。相手の外国籍選手に攻守でセカンドボールを奪われる場面が目立った。高い精度で外角からのシュートを決めたものの、インサイドで劣勢に立たされたことが最後まで響いた。
カーター復帰、攻撃に幅
右膝の負傷で戦列を離れていたハビエル・カーターが1カ月ぶりに出場した。第1クオーター(Q)途中にコートに入ると、観客からは大きな拍手。リーグ上位の越谷相手に敗れはしたが、高精度なシュートやゲームメークで攻撃の幅を広げる戦力の復帰に、チームはシーズン最終盤への大きな手応えを感じていた。
身長と体格で勝る相手にゴール下を支配され、山形のリバウンド数は相手の半分。チームはインサイドの競り合いを避け、外角からのシュートを中心に追い上げた。
第3Qは、カーターが3点シュートを3連続で決め、一気に追い付いた。ファウルがかさみベンチで過ごす時間が長かったが、ミオドラグ・ライコビッチヘッドコーチは「次戦はもっと試合に出てもらい、チームに活力を与えてくれる」と期待した。
コートで共にプレーした選手たちも大黒柱の帰還を喜んだ。田原隆徳は「ずっと待っていた(カーターの)復帰戦。チームにとっても本人にとっても、自信になっているはず」と話した。カーター本人は「(膝の状態は)完璧じゃない」としつつ、「大事な時期に戻ってくることができたことはとてもうれしい。一緒に最後まで戦い抜く」と反転攻勢への決意をにじませた。
序盤と終盤、守備機能せず
ミオドラグ・ライコビッチヘッドコーチの話 攻撃は互いに良かっただけに、序盤と終盤で守備が機能しなかったことは反省すべきところだ。競り合いでは守備の細かい点を意識しなければならない。次戦はしっかり修正して臨みたい。
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