バスケットボール男子・Bリーグ2部は第27節の22日、各地で7試合が行われた。東地区のパスラボ山形ワイヴァンズは天童市の県総合運動公園アリーナで東京Z(同地区)に78―61で勝利した。通算成績は21勝29敗で順位は6位のまま。
山形は山田友哉、柳川龍之介、鈴木大(日大山形高出)、ハビエル・カーター、トーマス・ウェルシュが先発した。序盤にカーターが3点シュートを連続で決めてリードすると、高いシュート精度で着実に点数を重ね、前半を43―30で折り返した。第3クオーター以降も終始リードし、危なげなく勝利を収めた。ウェルシュがともに両軍最多の15得点16リバウンド、カーターと鈴木が13得点、山田が12得点だった。
次節は25日に佐賀市のSAGAサンライズパーク総合体育館で佐賀(西地区)と対戦する。
【評】山形は要所で3点シュートを決め、点差を広げ試合を優位に進めた。インサイドへの切り込みや素早いパスで相手守備を引きつけ、フリーの状況をつくり、高精度の外角シュートを放った。リバウンド本数も相手を上回り、反撃の隙を与えなかった。
攻撃の要不在も内外で得点
【マッチアップ】攻撃の要ジェームズ・ベルが試合当日に出場禁止処分を課され、山形は戦術に大きな変更を迫られた。厳しい戦いになると予想されたが、チームはベルがいないことを逆手に取った。誰がシュートを放つか悟らせず、相手ディフェンスを手玉に取った。
第1クオーター(Q)の序盤から、素早いパス回しやフェイントで相手の守備を引き剥がし、フリーで外角シュートを打てる状況をつくった。相手の意識が外に向くと、ゴール下のトーマス・ウェルシュにパスをつなぎ、ダンクシュートを決める場面も。対応する時間を与えず、多彩な攻撃で点差を広げた。
ハビエル・カーターとウェルシュの両外国籍選手は、ベルの穴を埋めようと、リバウンドを取るためにゴール下で競り合いを続けた。2人は、第4Q終盤まで一度もベンチに下がらなかった。
試合後の会見で、ウェルシュは山田友哉から何かを耳打ちされると、笑みを浮かべながら「疲れた」と日本語で話した。困難な状況で勝利を収めたことに手応えを感じたようで、「チームが結束し、一段階レベルアップした」と満足げに口にした。
効率よく点数重ねられた
ミオドラグ・ライコビッチヘッドコーチの話 攻撃の鍵となる選手がいない状況で、効率よく点数を重ねることができたことは喜ばしい。チームの課題だったディフェンスのリズムも改善されている。残り10試合で、選手が最大限の力を発揮できるよう戦っていく。
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