県内で統一地方選の幕開けを告げる第20回県議選は、31日告示、4月9日投開票の日程で行われる。山形新聞は立候補予定者の考え方や政治姿勢を有権者に伝えるため、現時点で出馬を表明している54人全員にアンケートを実施した。設問は吉村美栄子知事の県政運営に対する評価や優先すべき施設整備、選択的夫婦別姓、政務活動費の在り方など15項目。回答を紙面で4回にわたって紹介するとともに、詳細をホームページに掲載する。
県議会の役割に、県政に対するチェック機能がある。吉村知事の4期目の県政運営に関する評価を尋ねた設問の回答はの通り。「評価する」「どちらかと言えば評価する」は計22人で、「評価しない」「どちらかと言えば評価しない」は計4人だった。
評価する理由には、災害や新型コロナウイルス禍への迅速な対応や山形新幹線米沢トンネル(仮称)整備への注力などが挙がった。評価しない理由として、市町村とのコミュニケーション不足や若年女性の県外流出などの指摘があった。
一方、最多の26人が「どちらとも言えない」で、無回答は2人。地方自治体の首長と議員が直接選挙で選ばれ、対等な立場である二元代表制を踏まえ、「議案に是々非々で臨んでいる」「評価すべきことではない」との意見が聞かれた。
県勢発展のために優先して取り組むべき課題を「産業振興」「人材育成」「公共交通網整備」「観光振興」「少子高齢化対策」「移住定住対策」「防災」「教育」「ICT(情報通信技術)・DX(デジタルトランスフォーメーション)推進」「カーボンニュートラル(温室効果ガス排出量実質ゼロ)」「その他」から二つ選んでもらった。最多は少子高齢化対策の29人で、産業振興24人、人材育成15人と続いた。
新型コロナウイルス感染症の経済対策や感染防止対策に関しては、「評価する」「どちらかと言えば評価する」が38人、「どちらとも言えない」が14人、「評価しない」と「どちらかと言えば評価しない」が各1人だった。
|
|
注目! #高校野球 #循環型古紙回収 #異変-生態系クライシス第3部 #ゼレンスキー大統領会見詳報 #最上川200キロを歩く #モーニング野球 #モンテ #統一選・首長選、市町村議選 #U-39紙上歌会 #WINNER