サクランボの発芽期を迎え、県は28日、果樹凍霜害防止キャラバンを開始した。今年は生育が例年より早く、各園地では凍霜害への危険性が高まっている。本格デビューする大玉新品種「やまがた紅王」は既に被害に遭いやすい時期に入っており、30日まで朝方は冷え込む予報となっていることから、生産者に早めの対策を呼びかけている。
サクランボは発芽後、霜に当たると雌しべが凍って枯死し、実を付けなくなることがある。雌しべの長さが2ミリを超えると被害に遭いやすく、県園芸農業研究所の調査では、今月23日現在、やまがた紅王は2.18ミリ、紅秀峰が1.65ミリ、佐藤錦は1.36ミリとなっている。山形地方気象台は27日、強い霜に関する気象情報を発表した。30日ごろにかけ、県内各地で朝の最低気温が氷点下となる見込みで、凍霜害が懸念されている。
出発式が天童市のJAてんどう西部センターで行われ、広報車で各地を巡回した。同市成生にある武田弘幸さん(64)の園地では、やまがた紅王のつぼみが膨らみ、緑がかってきていた。気温が2度になると園地に温風を自動で送る装置で対策を講じており、「しっかり実らせ、消費者に届けたい」と意気込んだ。
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