県議選あす告示、8区で選挙戦濃厚 4月9日投開票、54人出馬へ

2023/3/30 07:37

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 県内の統一地方選の前半戦となる県議選が31日告示、4月9日投開票の日程で行われる。県政の勢力図を決め、知事選をはじめ今後の首長選に影響する重要な選挙になる。山形新聞の29日現在の集計で54人が立候補を表明しており、少子高齢化対策やポストコロナの経済対策、人材育成などを争点に激戦が繰り広げられそうだ。女性は10人で前回から倍増している。

 立候補予定者54人を党派別にみると、全17選挙区で公認した自民が29人で最多。立憲民主が3人、共産と国民民主が各2人、維新と公明が各1人と続く。無所属は16人となっている。

 8選挙区で選挙戦が確実視されている。山形市は定数9に対し前回と同数の10人が名乗りを上げた。米沢市は定数3に4人、鶴岡市は定数5に6人、酒田市・飽海郡は定数5に7人の少数激戦が見込まれている。村山市は前回13票差の大激戦を繰り広げた現職と元職の一騎打ちが濃厚。寒河江市・西村山郡は定数3に現職1人と新人4人がしのぎを削る。新庄市と東根市は各定数2で、それぞれ4人と3人の新人が争う構図となりそうだ。

 9選挙区は無投票の可能性が高く、情勢に変化がなければ前回を4人下回る計13人が無投票当選する。

 統一地方選後半戦は、4月16日告示の上山市長選と山形市など6市議選、18日告示の大蔵村長選と9町村議選が予定されている。投開票はいずれも23日に行われる。

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