「(投票する)権利、ゴミにすんの?」―。県内の統一地方選第1ラウンドとなる県議選の告示(31日)に合わせ、酒田市の印刷業者が、若い世代の投票率向上を目指すプロジェクトを市内3カ所で展開している。若手社員らが考えたコピー(広告)を写真映えする形で掲示した。交流サイト(SNS)に投稿してもらい若者の選挙への意識を高めてもらおうとしている。
企画したのはコマツ・コーポレーション(村上慈社長)。候補者のポスターやビラの印刷を担う業者として選挙の分野で社会貢献できないかと考え、10~50代の社員がプロジェクトを立ち上げた。「若年層の投票率を上げる」ことを目標に据え、若手社員が選挙に抱くイメージを友人らに聴き取りし、コピーを考えた。
コピーは▽酒田産業会館▽市交流ひろば▽市中町にぎわい健康プラザ―の3カ所に設置した。ワイヤでつり下げ、空間全体を作品として演出する形式や、ガラスに文字そのものを貼り付ける形を採用し、若者に親しみやすいデザインにした。「なんもしないで文句だけ言ってるやつがいちばんダサい。」「僕の未来。私の未来。この子の未来。」「推しを勝たせたい。」と言った文言が並ぶ。各展示場所には無料配布のステッカーも設置している。
全国的に見て投票率が高い傾向にある本県だが、昨夏の参院選では県全体の投票率61.87%に対し同市は58.43%と最も低かった。同社担当者は「コピーをSNSで広めてもらうことで多くの人が『私も投票に行ってみようかな』と思ってもらえればうれしい」と語った。コピーの展示は投開票日の9日まで。
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