鶴岡市西目で2人が犠牲となった土砂崩れから31日で3カ月となる。県による安全対策に向けたボーリング調査は全7カ所で開始され、抜き取ったサンプルから、全体的に土壌の風化が進んでいる状況を確認した。数カ月間の観測後に具体的な対策工事の検討に入るため、本体工事完了の見通しは立っていない。
県庄内総合支庁河川砂防課によると、ボーリング調査は崩れた斜面と近接する斜面の計7カ所で計画した。1月30日から直径66ミリの穴を深さ20~35メートルにわたって掘り進めた。掘り終えた所から順次、山の内部の地層の動きや地下水の水位の観測を始め、3月10日から全7カ所でスタートした。
掘削による地質調査では、7カ所とも地上面より下は比較的硬い地盤だったが、山の中腹部分は全体的に粘土状の地質で風化が進んでいたという。今後の観測結果も踏まえ、不安定な土砂の撤去や地下水の排水、斜面の補強などを検討する。現場周辺の市民4世帯13人には市が引き続き避難指示を出しており、県の対策工事の進行状況も考慮し、解除について検討する方針。
一方、県砂防・災害対策課によると、今回の現場と類似した地質を対象に、建物が破壊される恐れなどがある、県内671カ所で実施している点検は、27日現在で57カ所が終了している。いずれも緊急対策の必要はないという。点検は5月中旬には完了する見通し。
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