蔵王地蔵尊の春季大祭が24日、山形市の蔵王ロープウェイ地蔵山頂駅近くの地蔵尊像前で開かれ、蔵王温泉街や市の関係者が夏山シーズン中の登山の安全と観光振興を祈願した。
この日の山頂駅(標高1661メートル)付近の午前10時の気温は約1度。時折濃い霧に包まれ、手もかじかむほどの寒さだった。山肌に残雪があるものの、木道脇には高山植物が花を咲かせ、登山客を出迎えていた。
大祭は蔵王地蔵尊保存会(岡崎宏一会長)が主催し、約100人が出席。神事後に岡崎会長が「コロナ禍の長く暗いトンネルを抜け、明るさが見えてきた。多くの人に蔵王の山と温泉を楽しんでもらいたい」とあいさつした。
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