36チーム、熱戦火ぶた 第58回山形実業人野球

2023/5/25 20:03

 県内最大規模のモーニング野球大会・第58回山形実業人野球大会(主催・山形新聞、山形放送、山形市、同市教育委員会、山形地区野球連盟)が25日開幕し、山形市のきらやかスタジアムと流通センター野球場で1回戦2試合を行った。

 計36チームが県大会(10月14、15日、中山町のヤマリョースタジアム山形ほか)の出場権獲得を目指して熱戦を繰り広げる。試合結果・予定は、山形新聞の紙面とホームページに掲載する。

選手宣誓するアークパイレーツの江口武志主将=山形市・きらやかスタジアム

楽しくプレー誓う

 山形実業人野球大会が開幕した25日朝、きらやかスタジアムでアークパイレーツ-きらやか銀行の試合に先立ち、開始式が行われた。

 常川孝山形地区野球連盟会長が「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で優勝した日本代表のように全力プレーで山形の野球を一層盛り上げてほしい」と激励し、アークパイレーツの江口武志主将(42)が「元気よく、楽しくプレーする」と選手宣誓した。

4番が3安打3打点

 きらやか銀行が二回に打者一巡の猛攻で5点を奪うなど、序盤からペースを握ってアークパイレーツに快勝した。休部となった硬式野球部のメンバーらが攻守で躍動し、前回3位の強豪が順調な滑り出しを見せた。

 4番深瀬靖彦選手(29)が3安打3打点と大暴れした。初回2死三塁の好機では「積極的に行くと決めていた」。豪快なスイングで初球を捉え、外野手の頭を越す先制の適時三塁打を放ち、きっちりと主軸の役目を果たした。守りでは山形中央高の先輩・石川剛投手(40)とバッテリーを組み、直球を主体にテンポよく相手打線を封じ込めた。

 大会初参加となる2人は今年、野球部OBを中心に立ち上げた硬式クラブチームでも活躍。野口龍大監督(52)は「硬式との違いに戸惑いもあるだろうが、頼りにしている」と、3大会ぶりの優勝に向けた原動力として期待する。一方、試合開始直前まで選手がそろわないトラブルも。予定外のフル出場を果たした指揮官は「不戦敗にならなくて良かった」と胸をなで下ろし、爽やかに汗を拭った。

豪快なスイングで先制打を含む3安打3打点と大暴れした深瀬靖彦選手=山形市・きらやかスタジアム

選手ひと言

 ▽RED SMILEY・山口宗位選手(32)「ホームラン狙ってました!」

 ▽B-PRESTIGE・竹田直道選手(53)「久々のフル出場。まだ、俺やれます」

 ◇26日の試合▽きらやかスタジアム=山形三菱電機機器販売-グランデールサーティセカンズ▽流通センター野球場=ベルウッド-Team ThumbsUp

モーニング野球

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