2016年度に始まった「やまがた景観物語」は、市町村からの推薦で県内60カ所を選定した。優れた街並みや建物、風景などを、その歴史や物語を含めて紹介してきた。昨年度、初めて選定地を一般公募し、応募があった86カ所から有識者らが40カ所を選んだ。
今回選ばれたのは▽七日町大通りからの文翔館の眺め(山形市)▽横川ダムに佇(たたず)み思い出を抱える大イチョウ(小国町)▽自然と人が作った湧水の滝 胴腹滝(遊佐町)▽舟形若あゆ温泉からの山河と里の眺め(舟形町)―など。
選定済みのスポットと同様、追加選定地にも標識を設置する。標識に記されているQRコードを読み込むと、詳細な情報や周辺の観光スポットなどを知ることができる。
今秋には、100カ所の「やまがた景観物語」をガイドブックにまとめ、県内外に発信する。ガイドブックは県が監修し、委託を受けた業者が制作して販売する。
県は、やまがた景観物語のビューポイントを対象にし、インスタグラムを活用した「フォト・ムービーコンテスト」を四季ごとに開催している。現在は春の作品を募集中。「いいね」の数による季節賞、抽選によるラッキー賞がある。賞品として特産品をプレゼントする。春の応募は6月21日まで、問い合わせは県土地利用政策課023(630)2581。
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