酒田市内の最上川河川敷で7日午前7時25分ごろ、クマ1頭が目撃された。クマはその後、市中心部に向かい、国指定史跡の山居倉庫や亀ケ崎小などの付近を移動した。
クマは再び、最上川方面に向い、川を渡った。酒田署や猟友会が追跡し、同9時55分ごろ、最上川の支流・京田川の河川敷で猟友会が猟銃を使い、駆除した。体長は1.2メートルほどで、推定4歳の雄だった。通勤・通学時間と重なり、市などは防災無線で注意を呼びかけた。被害などは確認されていない。
天童でも1頭捕獲、駆除
天童市貫津の山中では6日、地元猟友会がクマ1頭を捕獲した。現場はジャガラモガラ森林ふれあい広場に近く、イノシシ用のわなに誤ってかかり、駆除された。
クマは雄の成獣で、体長1.1メートルほど。当初、遠目に確認した際には子グマと思われたため、「親がいるかもしれない」と猟友会のメンバーは注意しながら接近。周囲は緊張感に包まれた。猟友会の70代男性は「人里近くまでクマが出てきており、命の危険を感じながら活動している」と話した。
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