町内全小学校、117人が走って交流　飯豊の５、６年生が陸上教室

　飯豊町小学生陸上教室が7日、飯豊一小グラウンドで開かれ、町内全4小学校の5、6年生計117人が競技力向上を図りながら交流を深めた。

　同町が進める義務教育学校の開校に向け、児童や教職員の交流、学校間の連携を深める「めざみ学習」の一環で実施した。各校の同じ学年を担当する教員が話し合い活動計画を立てており、5、6年生は毎年恒例の陸上教室で交流した。

　講師は同町黒沢出身で、県スポーツ保健課競技力向上・アスリート育成推進室競技力向上主査の大沢勉さんが務めた。走力を高めるために重要な腕の振り方などを実践的に指導した。

　教室内では、自己紹介をするなど児童同士が知り合う時間を設けた。また、走り高跳び、走り幅跳び、ジャベリックスローの3種目から選び、それぞれ助走や踏み切り、投げ方などのポイントを教わった。記録更新を目指し、声をかけ合いながら練習していた。

　視察した熊野昌昭教育長は「子どもたち同士の交流が第一。普段は少人数で学習する児童が多く、大きな集団の中で自分の思いを発言したり、友達になったりする経験を重ねてほしい」と述べた。

■交通情報■

• やましんｅ聞
• お届け電子版