豪雨義援金募集など、22年度事業報告を承認 愛の事業団理事会

2023/6/8 15:09
2022年度の事業報告などを承認した理事会=山形市・山形メディアタワー

 公益財団法人山新放送愛の事業団(理事長、寒河江浩二山形新聞社長・主筆)の理事会が7日、山形市の山形メディアタワーで開かれた。地域福祉推進に取り組む個人・団体への助成や「愛の鳩賞」顕彰、子ども食堂への支援、置賜・西村山地域を中心に発生した豪雨災害義援金の募集など2022年度の事業報告と収支決算などを承認した。

 同事業団は「県民相互の助け合い」精神の設立趣旨に沿い、地域福祉向上を目指して活動している。22年度は昨年8月に発生した豪雨災害の義援金を募集し、96件計約586万円が寄せられた。善意に加え、同事業団と山形新聞社、山形放送から計500万円を拠出し、県に寄託した。子ども食堂運営団体への支援事業では34団体に計204万円を助成した。福祉援助・助成事業は14件に対し、パソコンやエアコンなど計485万円相当を支援した。地域に愛の輪を広げる団体や個人を顕彰する「愛の鳩賞」は3団体に贈呈した。また、交通遺児に奨学金を給付する事業では、小学生1人に4万8千円を支給した。

 議事に先立ち、寒河江理事長が「長年にわたる活動の積み重ねが県民の信用と理解につながり、コロナ禍も多くの寄付をいただいた。本年度も福祉、ボランティア活動に真摯(しんし)に取り組む方々と手を携え、地域福祉の一助となるよう努めていく」とあいさつした。

 事業報告や収支決算、理事の選任などの承認を諮る評議員会は6月27日に開催する。

記事・写真などの無断転載を禁じます
[PR]
[PR]
おすすめニュース

県内ニュース最新一覧

[PR]