労働契約のルール変更点学ぶ 山形県経営者協のセミナー

2023/11/22 12:41
労働条件明示のルール変更について理解を深めた県経営者協会の労務管理セミナー=山形市・山形グランドホテル

 県経営者協会(会長=寒河江浩二山形新聞会長・主筆)の労務管理セミナーが21日、山形市の山形グランドホテルで開かれ、社会保険労務士法人堀越事務所(長井市)代表社員の堀越俊一郎氏が、有期雇用者の無期転換ルール、副業について解説した。

 堀越氏は、日本では1995年ごろから企業の雇用戦略が正社員中心主義から脱却していることを説明。「長期蓄積能力活用型、高度専門能力活用型、雇用柔軟型などに分かれるようになってきた。その中で雇用柔軟型の人材が非正規化、派遣などに変わってきている」とした。

 来年4月から、労働契約を結ぶ際の労働条件明示事項に追加される項目について解説し、労働契約締結時や有期労働契約更新時などに▽就業場所や業務の変更の範囲▽契約更新の上限(期間や回数)の有無とその内容▽無期雇用への転換を申し込む機会があること―などを明示する必要があることを挙げた。

 副業・兼業については、労働者の収入増、企業の労働力確保につながるメリットがある一方で、労働時間や健康面の管理などが複雑で難しくなってくると強調。「メインで雇用する企業が、副業先での労働時間を把握しておく必要がある」などとアドバイスした。企業の総務、労務担当者ら45人が聴講した。

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