「しらせ」頼れる乗組員 船の運用員・片之坂海知さん(鹿児島出身)

2023/11/27 08:27
南極での活動に向け、勉強や訓練を重ねる片之坂海知さん=南極観測船「しらせ」

 艦橋での操舵(そうだ)や見張り、物資の陸揚げなど、船の運用に幅広く携わるのが、南極観測船「しらせ」の運用員だ。海上自衛隊員として2年目の片之坂海知さん(24)=鹿児島市出身、海士長=もその一人で、初めて乗る「しらせ」で経験を積みながら、南極での活動に備えている。

 今年に入って「しらせ」乗船の打診があり、希望していた南極行きのチャンスをつかんだ。乗船1年目は覚えることが多い。特に船上で行う海洋観測は運用員を中心に展開するため、一連の作業内容を頭に入れておく必要がある。「機械の操作や手順を間違えると、けがをするかもしれない。作業前にしっかりと勉強し、臨みたい」と積極的に知識と技術を磨いている。

 観測隊との連携は「あまり接する機会がない研究者と一緒に作業できるのは貴重な体験」と、刺激を受けているようだ。「大事な研究に携わることができることに達成感がある。南国出身なので、寒さに負けないようにしたい」と充実した表情をのぞかせる。

 南極でやりたいことを問われると「ペンギンやオーロラが見たい」。若者らしい笑顔を見せつつ、「観測隊の話を聞いて勉強し、興味を持ってくれる地元の人たちに南極の魅力を伝えたい」と目を輝かせた。

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