国内最大の蛇行剣と例がない盾形の銅鏡が見つかった日本最大の円墳・富雄丸山古墳(奈良市、4世紀後半、直径約109m)で28日、発掘現場の一般公開が行われた。剣と鏡は公開されなかったが、約1400人の考古学ファンが詰めかけた。
剣と鏡が見つかった造り出し部の粘土槨(埋葬施設)には出土品を再現した実物大パネルが置かれ、参加した人たちはじっくりと観察。発掘を担当した市職員らに「発見したときはどう思いましたか」「被葬者はどんな人だと考えられますか」といった質問をしていた。
剣と鏡は奈良県立橿原考古学研究所で保存処理中だが、将来的には一般公開を検討している。
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