有人地帯、ドローンで荷物配達　日本郵便、国内初「レベル４」

　日本郵便が「レベル４飛行」での荷物の配達に使うドローンのイメージ

　日本郵便は１７日、東京都奥多摩町でドローンを使った荷物の配達を実施すると発表した。目視なしの無人運転で住民や通行人がいる地域を飛ぶ「レベル４飛行」は国内初となる。まずは２３日のみの試行で、山間部での効率的な配達手段としての実用化を目指す。

　今回のルートは同町の奥多摩郵便局と民家を往復する。総距離は約４・５キロで道路上も通る。重さ１キロ以内の荷物を運ぶ予定。陸路では２０分弱かかるところ、９分程度に短縮できるという。ドローンメーカー「ＡＣＳＬ」（東京）の機体を使う。

　国土交通省は１７日、レベル４飛行として初めて許可、承認した。このレベルは昨年１２月に国交省が解禁していた。

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