野生ニホンザルの餌付けで知られる大分市の高崎山自然動物園で26日、2021年7月から高崎山史上初の雌のトップとして君臨していた10歳の「ヤケイ」がその座を、推定16歳の雄ザル「ゴロー」に明け渡すことになった。同日、高崎山に生息するB群(640匹)のトップ就任式が行われた。
園によると、ゴローがヤケイに先んじてえさを拾っていることや、ゴローが近づくとヤケイが避けることもあり、ゴローがトップに交代したと判定した。
同園職員の木本智さん(54)によると、2匹は恋仲にあったこともある。現在も毛繕いし合うなど友好関係にはあり、「今後を見守りたい」と話した。
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