東証、午前終値は3万1325円 33年ぶりバブル後高値更新

5/29 12:03
 東証

 週明け29日午前の東京株式市場の日経平均株価(225種)は大幅続伸し、前週末終値からの上げ幅は一時600円を超えた。取引時間中として23日に付けたバブル経済崩壊後の最高値(3万1352円53銭)を更新し、1990年7月26日以来約33年ぶりの高値となった。米連邦政府の債務上限問題でバイデン政権と共和党が合意に達したことを好感し、買いが膨らんだ。

 午前終値は前週末終値比409円53銭高の3万1325円84銭。東証株価指数(TOPIX)は20・57ポイント高の2166・41。

 バイデン政権と野党共和党が懸案だった債務上限問題で合意したことでデフォルト(債務不履行)に対する懸念が和らぎ、幅広い銘柄に買いが広がった。

 外国為替市場で円相場が一時1ドル=140円台後半に下落し円安ドル高が進行したことも、輸出関連銘柄を中心に収益改善につながるとして追い風となった。半導体の需要が増えるとの期待から半導体製造の関連銘柄も値上がりし、平均株価を押し上げた。

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 上げ幅が一時600円を超えた日経平均株価(下)を示すモニター=29日午前、東京・東新橋
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