EU大使ら長崎原爆資料館を訪問 被爆者と面会、犠牲者へ黙とう

2/3 12:48
 原爆落下中心地碑で献花するEUのパケ駐日大使(左から2人目)ら=3日午前、長崎市

 EUのジャンエリック・パケ駐日大使らは3日、被爆地・長崎市の原爆資料館を訪問した。市によると、パケ氏の長崎訪問は初めて。田上富久市長や被爆者と面会し、原爆落下中心地碑で献花後に、犠牲者へ黙とうをささげた。

 ロシアによるウクライナ侵攻で、核使用の脅威が高まっている。EUはウクライナを支援する上で、1945年の原爆投下から復興の道を歩んだ長崎との連携を深めたい考え。

 資料館では、田上市長がパケ氏やEU加盟国の駐日大使ら約20人に、原子雲の写真を示しながら核廃絶を訴えた。県被爆者手帳友の会の朝長万左男会長も講話し、「核なき世界の実現につなげてほしい」と訴えた。

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