昨年10月に衛星の打ち上げに失敗した小型固体燃料ロケットイプシロン6号機について、JAXAは3日、姿勢制御に用いるガスジェット装置が機能しなかったのは、配管が詰まったのが原因とみられるとの分析結果を明らかにした。文部科学省の有識者委員会に報告した。
JAXAによると、姿勢制御装置用の燃料タンクを区切るゴム膜が変形するなどし、配管をふさいだとみられる。装置に備えられた弁が正常に動かなかった可能性も検討したが、製造段階までさかのぼって分析、異常がないことを確認した。
今月13日に発射予定の新型主力機H3ロケット1号機は、本来の状態でも影響はなかったことが判明した。
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