認知症研修、24年度に義務化 厚労省、資格ない介護職に

6/9 14:08
 厚生労働省

 厚生労働省は2024年度から、専門資格を持たず介護に携わる職員への「認知症介護基礎研修」を完全に義務化する。介護福祉士やホームヘルパー、看護師といった専門知識を身に付けた職員が多い一方、医療や介護に関する特別な資格がなく従事する人もいるため。認知症の人への対応方法や世話をする際の留意点を学んでもらう。

 資格がない人への研修義務化は21年度に始まった。23年度末まで3年間の猶予が設けられている。高齢化に伴い認知症になる人が増える見通しで、完全義務化により現場の対応力の向上を図る。

 厚労省が20年に示したデータによると、介護職員のうち6%程度は特別な資格がなく働いている。

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