【北京共同】中国政府は、孔鉉佑駐日大使を月内にも離任させ、後任に呉江浩外務次官補を充てる方針を固めた。呉氏は日本での勤務経験が約10年に上る。孔氏に続く知日派の起用により、沖縄県・尖閣諸島を巡る対立で冷え込む両国関係の安定化につなげる狙いがある。複数の日中関係筋が4日、明らかにした。
関係筋によると、月内にも東京都内で孔氏の離任レセプションを開く。中国側は、孔氏の離任あいさつのため岸田文雄首相との面会を調整している。
呉氏は1993〜98年と2002〜08年の2度にわたり在日本中国大使館に勤務し、中国外務省で日本専門家「ジャパンスクール」として知られる。
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