ロシア軍、南部原発攻撃を計画か 反転攻勢の阻止狙いとウクライナ

5/27 15:54
 26日、ロシア軍の攻撃を受けたウクライナ東部ドニプロの医療施設(ウクライナ非常事態庁提供・AP=共同)

 【キーウ共同】ウクライナ国防省情報総局は26日、ロシア軍が故意に南部ザポロジエ原発を砲撃し、放射能漏れが起きたと訴える計画があると発表した。具体的な根拠は示していない。詳細な国際的な調査を求めることで、部隊を再編する時間を稼ぎ、南部などで想定されるウクライナ軍の大規模な反転攻勢を止める狙いがあるとした。

 ゼレンスキー大統領は26日の声明で、東部ドニエプロペトロフスク州ドニプロの医療施設に対するロシア軍のミサイル攻撃について「真の残虐行為だ」と非難し、防空システム強化に取り組む考えを強調した。

 地元当局は26日、ミサイル攻撃の負傷者が31人になったと発表した。

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 26日、ロシア軍の攻撃を受けたウクライナ東部ドニプロの医療施設(ウクライナ非常事態庁提供・AP=共同)
 ロシア軍のミサイル攻撃で破壊された医療施設の周辺で作業する救急隊員たち=26日、ドニプロ(ロイター=共同)
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