”絶対的信頼”で結ばれる女の子とドーベルマン…”狂犬”イメージ強い犬種が家族だけに見せる顔
いつも一緒に過ごしているというドーベルマンと娘さん。娘さんが行くところに着いていこうとし、宿題をする時もおやつを食べるときも隣でジッと見守っている。そんな大好きな娘さんが髪をバッサリ切って帰宅すると、犬はどんな反応を示すのか。いつもと違う様子に戸惑いを隠せないドーベルマンの姿がSNSで話題になった。勇ましい外見から”狂犬”のイメージを持たれやすいが、本来の姿はどうなのか? ドーベルマンとの生活を発信している飼い主さんに話を聞いた。
【画像】「大好きなお姉ちゃんがいつもと違うぞ…」娘さんの異変にすぐさま気づくドーベルマンのベルちゃん
■どこに行くにも何をするにも娘と一緒、絶対的な信頼を寄せるパートナー
YouTubeチャンネル「狂犬の正体」では、ドーベルマンのベルちゃんと飼い主さんご家族の日常が発信されている。特にベルちゃんは一番上の娘さんのことが大好きで、どこに行くにも何をするにも行動を共にしようとする。お互いを大切に想っているという。
ーー髪をバッサリ切った娘さんを見て驚いたのか「ワン!」と吠えていたベルちゃん。その後2人はどうなったのでしょうか?
「実はあの時、長女の見た目や雰囲気の変化だけで吠えていたのではなく、美容室特有の臭いに対して吠えていたように思えます。髪の毛もワックスをつけていましたので。その後もベルの警戒心はしばらく続いていたのですが、長女がお風呂に入った後はさっきまでの警戒心は嘘のように無くなり、いつものベルに戻りました」
ーー動画では、娘さんとドーベルマンのベルちゃんが戯れている様子が。どんな関係性と言えますか?
「いつも仲良しで、活発なふたりです。学校から帰ってくるとすぐにベルと遊び出し、大騒ぎをするのてすが、ある日、長女の具合が悪く学校をお休みしてしまった時がありました。通常は、部屋中をフリーにしてベルを遊ばせているのですが、この日は長女の体調を考えてベルをハウスさせようとしていました。しかし驚いたことに、ベルが長女の隣で大人しく添い寝を始めたんです。いつもは大騒ぎなのに…(笑)。『たまたまかな?』と思ったのですが、自分の頭を長女の頭に乗せるような仕草も見られて『ベルは人間の生まれ変わりなのではないかな』と思った瞬間でした。このようなベルの行動は長女以外に見せませんでした」
ーー娘さんを心配しているような仕草ですね。親御さんとしてどのようなことを感じますか?
「特に長女はベルへの声かけや接し方、距離感の作り方が他の兄弟よりも上手いので、ベルも長女には絶大の信頼を置いています。しかし、動物と子どもに絶対はないと思っております。例えば僕らが不在時に、警戒心の強いベルと面識のない子どもの友達が不意に遊びに来てしまったら? 子どもたちがうっかり玄関を開けっぱなしにして遊びに行ってしまいベルが脱走をしてしまったら? と、常に最悪のケースを想定しています。親の監視下でない時はケージから出させることは殆どありません(YouTube企画の時などの例外を除く)」
■狂犬の印象を少しでも払拭「かまちょな可愛さもあることを知ってほしい」
ーー一般的にドーベルマンは凶暴なイメージを持たれる方も多いですし、飼育も大変ですが、それでもご家族の一員として迎えたのはどんな理由があったのでしょうか?
「2008年に結婚した当初からドーベルマンかピットブルが欲しいと懇願していました。しかし妻からは、小型犬ならまだしも大型犬、しかも見た目が厳つい犬種ということで大反対されてしまいました。諦めることなく説得を繰り返し、2015年、子どもが産まれ家族が6人になりましたが、諦めきれない僕の熱意に負けた妻からようやく許可が出ました。夫婦2人でドーベルマンや、躾について猛勉強し、2017年にベルを迎えることが決まりました」
ーーSNSでは「狂犬の正体」というアカウント名でベルちゃんとの日常を発信されていまう。アカウント名の意図は?
「某テレビゲームや映画の影響で、ドーベルマンのイメージは凶暴、獰猛、狂犬という印象で世間に周知されています。しかし実際に家族に迎え入れ、幼犬から子どもたちと共に過ごしていくにつれ、ドーベルマンの素顔には世間の認識とは大きなギャップがあると感じました。ドーベルマンに根付いてしまったネガティブな印象を少しでも払拭し、心を許した人間にしか見せないデレデレでかまちょな可愛い行動をYouTubeなどのメディアで発信したいと思いました」
ーーベルちゃんの存在は、ご家族にどう作用したと感じましたか?
「最初は僕のわがままで迎え入れたようなものなので、万が一にも子どもたちや近隣の人に危害を与えないように細心の注意を払い、子どもたちにも躾の仕方を徹底的に教えていきました。
ベルのトレーニングに繰り返し関わったからこそ、子どもたちは”生き物を飼う”という意識が芽生えたと思っています。動画にすることで家族間の会話も必然的に増えますので、その結果良好な家族関係を築けています。ベルがうちに来てくれたことを心から感謝しています。
ーードーベルマンを飼うことの難しさ、それを凌駕する喜びや楽しみを飼い主さんはどのようにとらえていますか?
「全国でドーベルマンが起こしてしまう事故や脱走など、ニュースの見出しで大きく犬種を取り上げられてしまいます。それだけ『ドーベルマン』は世間から注目を集める犬種なのだなと改めて痛感しています。
実際、当初住んでいた地域ではベルを迎え入れた直後、小さな子どものいるご近所様からドーベルマンというだけで怖がられてしまった経験もあります。そのような経験から、我々に限った話ではないと思うのですが、ドーベルマンの飼い主になる人は、別の犬種と比べ、より気を遣っている印象があると感じました。その反面、子供達の遊び相手になってくれたり、落ち込んで泣いてしまっている子供に寄り添ってくれたり、散歩をしているだけで沢山の方から「カッコイイ!」と褒めていただることが苦労を凌駕する喜びです」
ーードーベルマンの本来の姿について、どんなことを伝えていきたいですか?
「世間が思っている獰猛、狂犬という印象とは裏腹に、正しい躾をすれば子どもたちの遊び相手に、時には家族を守る番犬に、時にはパパママの運動不足解消のパートナーとしてこの上ない素晴らしい犬種なんです。なので、世間の持つドーベルマンのネガティブな印象を払拭して、最大限の魅力を発信出来るメディアを作っていきたいと考えています。
また子供達には生き物を飼うということはしっかりとした責任を持ち、犬と暮らしていくプロセスを楽しみながら、生き物を大切にできる純粋な心を育てて欲しい願っております」
【画像】「大好きなお姉ちゃんがいつもと違うぞ…」娘さんの異変にすぐさま気づくドーベルマンのベルちゃん
■どこに行くにも何をするにも娘と一緒、絶対的な信頼を寄せるパートナー
YouTubeチャンネル「狂犬の正体」では、ドーベルマンのベルちゃんと飼い主さんご家族の日常が発信されている。特にベルちゃんは一番上の娘さんのことが大好きで、どこに行くにも何をするにも行動を共にしようとする。お互いを大切に想っているという。
ーー髪をバッサリ切った娘さんを見て驚いたのか「ワン!」と吠えていたベルちゃん。その後2人はどうなったのでしょうか?
「実はあの時、長女の見た目や雰囲気の変化だけで吠えていたのではなく、美容室特有の臭いに対して吠えていたように思えます。髪の毛もワックスをつけていましたので。その後もベルの警戒心はしばらく続いていたのですが、長女がお風呂に入った後はさっきまでの警戒心は嘘のように無くなり、いつものベルに戻りました」
ーー動画では、娘さんとドーベルマンのベルちゃんが戯れている様子が。どんな関係性と言えますか?
「いつも仲良しで、活発なふたりです。学校から帰ってくるとすぐにベルと遊び出し、大騒ぎをするのてすが、ある日、長女の具合が悪く学校をお休みしてしまった時がありました。通常は、部屋中をフリーにしてベルを遊ばせているのですが、この日は長女の体調を考えてベルをハウスさせようとしていました。しかし驚いたことに、ベルが長女の隣で大人しく添い寝を始めたんです。いつもは大騒ぎなのに…(笑)。『たまたまかな?』と思ったのですが、自分の頭を長女の頭に乗せるような仕草も見られて『ベルは人間の生まれ変わりなのではないかな』と思った瞬間でした。このようなベルの行動は長女以外に見せませんでした」
ーー娘さんを心配しているような仕草ですね。親御さんとしてどのようなことを感じますか?
「特に長女はベルへの声かけや接し方、距離感の作り方が他の兄弟よりも上手いので、ベルも長女には絶大の信頼を置いています。しかし、動物と子どもに絶対はないと思っております。例えば僕らが不在時に、警戒心の強いベルと面識のない子どもの友達が不意に遊びに来てしまったら? 子どもたちがうっかり玄関を開けっぱなしにして遊びに行ってしまいベルが脱走をしてしまったら? と、常に最悪のケースを想定しています。親の監視下でない時はケージから出させることは殆どありません(YouTube企画の時などの例外を除く)」
■狂犬の印象を少しでも払拭「かまちょな可愛さもあることを知ってほしい」
ーー一般的にドーベルマンは凶暴なイメージを持たれる方も多いですし、飼育も大変ですが、それでもご家族の一員として迎えたのはどんな理由があったのでしょうか?
「2008年に結婚した当初からドーベルマンかピットブルが欲しいと懇願していました。しかし妻からは、小型犬ならまだしも大型犬、しかも見た目が厳つい犬種ということで大反対されてしまいました。諦めることなく説得を繰り返し、2015年、子どもが産まれ家族が6人になりましたが、諦めきれない僕の熱意に負けた妻からようやく許可が出ました。夫婦2人でドーベルマンや、躾について猛勉強し、2017年にベルを迎えることが決まりました」
ーーSNSでは「狂犬の正体」というアカウント名でベルちゃんとの日常を発信されていまう。アカウント名の意図は?
「某テレビゲームや映画の影響で、ドーベルマンのイメージは凶暴、獰猛、狂犬という印象で世間に周知されています。しかし実際に家族に迎え入れ、幼犬から子どもたちと共に過ごしていくにつれ、ドーベルマンの素顔には世間の認識とは大きなギャップがあると感じました。ドーベルマンに根付いてしまったネガティブな印象を少しでも払拭し、心を許した人間にしか見せないデレデレでかまちょな可愛い行動をYouTubeなどのメディアで発信したいと思いました」
ーーベルちゃんの存在は、ご家族にどう作用したと感じましたか?
「最初は僕のわがままで迎え入れたようなものなので、万が一にも子どもたちや近隣の人に危害を与えないように細心の注意を払い、子どもたちにも躾の仕方を徹底的に教えていきました。
ベルのトレーニングに繰り返し関わったからこそ、子どもたちは”生き物を飼う”という意識が芽生えたと思っています。動画にすることで家族間の会話も必然的に増えますので、その結果良好な家族関係を築けています。ベルがうちに来てくれたことを心から感謝しています。
ーードーベルマンを飼うことの難しさ、それを凌駕する喜びや楽しみを飼い主さんはどのようにとらえていますか?
「全国でドーベルマンが起こしてしまう事故や脱走など、ニュースの見出しで大きく犬種を取り上げられてしまいます。それだけ『ドーベルマン』は世間から注目を集める犬種なのだなと改めて痛感しています。
実際、当初住んでいた地域ではベルを迎え入れた直後、小さな子どものいるご近所様からドーベルマンというだけで怖がられてしまった経験もあります。そのような経験から、我々に限った話ではないと思うのですが、ドーベルマンの飼い主になる人は、別の犬種と比べ、より気を遣っている印象があると感じました。その反面、子供達の遊び相手になってくれたり、落ち込んで泣いてしまっている子供に寄り添ってくれたり、散歩をしているだけで沢山の方から「カッコイイ!」と褒めていただることが苦労を凌駕する喜びです」
ーードーベルマンの本来の姿について、どんなことを伝えていきたいですか?
「世間が思っている獰猛、狂犬という印象とは裏腹に、正しい躾をすれば子どもたちの遊び相手に、時には家族を守る番犬に、時にはパパママの運動不足解消のパートナーとしてこの上ない素晴らしい犬種なんです。なので、世間の持つドーベルマンのネガティブな印象を払拭して、最大限の魅力を発信出来るメディアを作っていきたいと考えています。
また子供達には生き物を飼うということはしっかりとした責任を持ち、犬と暮らしていくプロセスを楽しみながら、生き物を大切にできる純粋な心を育てて欲しい願っております」
公開:2023-01-29 09:30
更新:2023-01-29 09:30
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